初優勝を狙う紀平梨花(17=関大KFSC)が73・98点を記録し、首位発進した。

2位は70・11点の宮原知子(関大)、3位は69・95点の坂本花織(シスメックス)となった。

紀平は冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は、着氷が乱れて手を氷につけるミス。続くフリップとトーループの連続3回転ジャンプ、最後の3回転ループを鮮やかに着氷するなど、冒頭のジャンプ以外はまとめた。フィニッシュポーズ後は、暗い表情は見せずにしっかりと前を向いた。

事前の準備に関しては満足のいく出来だったといい「アクセルがすごく悔しいミス。もっと調子が悪かったり、理由があれば改善すればいいけれど、調子が良い状態だったので悔しい」。21日のフリーに向けて「よっぽど調子が悪かったら分からないけれど、入れるつもり」と4回転サルコーの投入で頂点を目指す。