柔道男子日本代表の井上康生監督(41)は24日、ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表の8強入りに貢献したフランカー、リーチ・マイケル主将(31=東芝)が22日の男子代表強化合宿で講演を行ったことを明かした。

非公開で実施された講演では、自国開催の大舞台に臨む心構えなどを説いてもらった。東海大の先輩の井上監督が進行役を務め、「日本代表としての志」や「主将としてのチーム作り」、「W杯への準備」などを聞いたという。「笑いもあり、真剣に聞ける場面もあり、リーチ選手の誠実さが非常に伝わった。20年を迎える選手たちにとっても、ぐっと気持ちが引き締まる内容だった」と感謝した。

20年東京オリンピック(五輪)では、個人戦だけでなく、男女混合団体戦が初めて実施される。選手、スタッフを含めたチーム作りを大切にする井上監督は「来年は大輪の花を咲かせるための1年になる。周到な準備をした上で、五輪に全てを出していけるような戦いをしたい」と7カ月後の大舞台に向け、気持ちを引き締めた。