全国高校ラグビー大会は3日、大阪・花園ラグビー場で準々決勝を行う。前回大会優勝のBシード大阪桐蔭(大阪第1)は2日、Aシード桐蔭学園(神奈川)戦を前に、東大阪市内で調整。NO8奥井章仁主将(3年)は大会2連覇へ向け「日本一のフィジカルで圧倒したい」と宣言。前々回、前回大会に続く“桐蔭対決”3連勝を誓った。

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大会連覇に向けた大一番へ、腹は据わっている。奥井主将は「(準々決勝の)1月3日はお客さんが1番多い日。楽しみ」。元日の日本航空石川戦は相手をノートライに封じたが、15-3。「あまり良くなかった。ミスが多かった。明日はミス1つが命取りになります」と表情を引き締めた。

前々回大会準決勝の12-7、前回大会決勝の26-24に続く3連勝を狙う。両試合とも出場した奥井主将は“桐蔭対決”の厳しさを肌で知る。まして自分らはBで相手はAシードだ。「桐蔭学園は毎年強い。継続してます。でも、僕らの持ち味で圧倒したい。フィジカルは日本一と信じてるんで」と話した。

現チームでは1度対戦した。5月2日のサニックスワールドユース順位決定戦で31-35の惜敗。「フィジカル、戦術。すべての面で負けていたけど、あの試合でそれに気づいたんですから」と奥井主将。8カ月前との違いを見せつける。