初優勝を狙う西のAシード御所実(奈良)が、5大会ぶりに決勝に進んだ。大工大時代を含め6度目優勝を目指す常翔学園との関西決戦を前半から圧倒した。

前半8分にFWの連続ラッシュからフランカー長船鉄心(3年)が先制トライ。同13分にはFB西岡玲英(3年)の突破から、最後はWTB安田昂平(2年)が飛び込んだ。さらに、同22分には相手SOが落球したスキを逃さず、3トライ目。前半は19-0で折り返した。

後半開始すぐにもWTB安田が左ライン際を、次々とDFを抜いてトライを挙げた。

後半途中までに26点差をつけられた常翔学園は、同15分に敵陣ゴール前のスクラムから、フランカー原透和(3年)が飛び込んで反撃。ようやく息を吹き返したが、点差が大きすぎた。

結局、御所実が26-7で勝利。初の高校日本一へ王手をかけた。