東京五輪代表入りが決定的となっている空手男子形の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が稽古始めの7日、拠点とする那覇市の道場で練習を公開した。

年末年始も練習を続けてきたという喜友名。節目の稽古の序盤には扇を手に、沖縄の伝統芸能である琉球舞踊を踊った。足の使い方や力の入れ方などを学び、表現力を向上させるべく先月から取り入れており、「動きが柔らかい中にも、ダイナミックさがある。それを空手につなげていきたい」。その後は試合で使う形を演武するなど、約1時間半に渡って汗を流した。

東京五輪開幕まで残り200日を切り、「近づいてきている感じはある。ここからあっという間だと思う」。今月下旬にはプレミアリーグ・パリ大会に出場予定で、「昨年とはまた違う形を見せたい」と意気込みを口にした。すでに五輪出場に必要なポイントを獲得しており、大会終了後に代表に内定する見通し。