ラグビートップリーグのヤマハ発動機は10日、12日の開幕トヨタ自動車戦(ヤマハ)に備え、磐田市内で練習した。

昨年のワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表フランカー姫野和樹(25)ら、相手の主力対策を確認した。堀川隆延監督(46)は「昨年、一昨年のリーグ戦同様に、姫野の得意プレーはやらせない」と強調。姫野の代名詞になったジャッカル(密集で相手ボールを奪うプレー)を封じることに自信を示した。自分たちについては「チームとしてやるべきことをやってきた。ベストな布陣が組めた」と胸を張った。

試合形式の練習は約30分。パス回しなどの動きを確認した。「ボールを持って前に出られる選手」として、NO8にチーム5年目の西内勇人(はやと、26)を指名。昨季は首のけがに泣いた西内は「完治しました。ラスト20分は死ぬ気で走り抜く」と目を輝かせた。開幕白星発進に向けて、チームは準備を整えた。【倉橋徹也】