フィギュアスケート男子シングルからアイスダンスに転向した高橋大輔(33=関大KFSC)が13日、KOSE新横浜スケートセンターでマンション経営大手スカイコート主催のスケート教室に参加した。

カップルを結成した村元哉中(かな=26)らと指導した後、座長を務めたアイスショー「アイスエクスプロージョン」(10日から計6公演)で初披露した新競技について2人で初めて取材対応。高橋は「ここから初心者が成長していく姿を見て」と笑顔になり、村元は「リハーサルを含めた5日間でタイミングやカーブが合ってきた」と指標をつかんだ。

22年北京五輪へ、第1段階となる今年の目標を聞かれると「全日本(選手権出場)」と声をそろえた。プログラムに関しては「やりたいことはいっぱいあるけど、まだ想像がつかない」と高橋。村元が「実際に曲を聴いて氷に乗ってみないと分からない。2月に米国へ行って最初の1カ月は基礎。作り始めるのは早くても3月かな」と補足した。

最後に高橋が「先が分からない、見えない恐怖と闘いながら喜びを見つけたい」と所信表明。「大変な年になるけど挑戦していく」と力を込めた。【木下淳】