東京オリンピック(五輪)男子シングルス、同団体代表の丹羽孝希(25=スヴェンソン)が男子シングルス6回戦を4-1で突破し、準々決勝進出を決めた。

3-1でリードした第5ゲームでは相手の及川瑞基(22=専修大)のスマッシュに下がってラリーを継続。食らいついた結果、勝利をつかんだ。

「及川選手はドイツでもプレーしていて、質が高く世界レベル。そういう選手に4-1で勝てたのはうれしい」と語った。

下がって相手の球に対処したことについては「守備が課題なので粘り強くプレーをしようとした。去年は試すプレーができなかった。全日本ではそれを多くやりたい」と大舞台でも実験的にプレーを変えていることを明かした。

優勝は13年に決勝で水谷隼(30=木下グループ)を破って以来遠ざかっている。「明日(準々決勝)勝って、最終日(準決勝、決勝)に残りたい」と意気込んだ。【南谷竜則】