SP首位の紀平梨花(17=関大KFSC)はフリー151・16点、合計232・34点で優勝、4大陸選手権を連覇した。
同5位の樋口新葉(18=明大)は同134・51点、合計207・46点で4位。同4位の坂本花織(19=シスメックス)は、同129・72点、合計202・79点で5位だった。
<フリー成績と合計点>
順位 | 選手 | 得点 | SP | フリー |
---|---|---|---|---|
1 | 紀平梨花 | 232.34 | 81.18 | 151.16 |
2 | ユ・ヨン | 223.23 | 73.55 | 149.68 |
3 | ブレイディ・テネル | 222.97 | 75.93 | 147.04 |
4 | 樋口新葉 | 207.46 | 72.95 | 134.51 |
5 | 坂本花織 | 202.79 | 73.07 | 129.72 |
6 | キム・イェリム | 202.76 | 68.10 | 134.66 |
7 | カレン・チェン | 201.06 | 67.28 | 133.78 |
8 | イム・ウンス | 200.59 | 68.40 | 132.19 |
9 | アンバー・グレン | 190.83 | 65.39 | 125.44 |
10 | アリシア・ピノー | 173.55 | 57.09 | 116.46 |
11 | ホンイー・チェン | 167.26 | 56.81 | 110.45 |
12 | カイラニ・クレイン | 161.15 | 54.93 | 106.22 |
13 | イー・ジュウ | 155.41 | 55.53 | 99.88 |
14 | アリソン・シューマッハ | 150.73 | 42.55 | 108.18 |
15 | エミリー・バウスバック | 147.23 | 49.10 | 98.13 |
16 | アンドレア・モンテシノス・カントゥ | 135.24 | 47.40 | 87.84 |
17 | ジェニィ・シュウ | 134.80 | 44.95 | 89.85 |
18 | アリソン・クリステル・ペルティケト | 129.99 | 40.67 | 89.32 |
19 | チュク・カ・カレン・チュン | 121.29 | 44.73 | 76.56 |
20 | エイミー・リン | 116.97 | 40.29 | 76.68 |
21 | アイザ・マムベコワ | 107.68 | 37.91 | 69.77 |
紀平梨花
3S/3A+2T/3Lz/FCSp/3A/StSq/3F+3T/3Lz+2T+3Lo/CCoSp/ChSq/3Lo/LSp
冒頭のジャンプは3回転サルコーを着氷。続く連続ジャンプは1回転になり連続にならず。その後の3連続ジャンプなどで構成を変更しリカバリー。スピンやステップでは流れる動きでレベル4を獲得した。
<コメント>
皆さんの点数を知っての演技はすごく緊張する部分もあるんですけど、私は結構、6番滑走でもかなり経験をしてきてたので、その間の時間で、しっかり6分間練習のジャンプの確認をすることができるので、いい部分でもありますし、緊張してしまう部分でもあります。(今回シーズンのプログラムハイライト)今日後半にトリプルフリップ-トリプルトーループを2本成功できたので、今までの試合でも始めての事だったので、頭の中で計算して、しっかりそれが点数に現れていたのが良かったと思います。(連覇のお祝いは)全然お祝いのことは考えてなかったんですけど、韓国の食べ物を満喫できたらな、と思いますし、あとはしっかり世界選手権に向けて、練習する計画を立てて行けたらなと思います。
坂本花織
2A/3F+3T/3Lz/3S/StSq/CCoSp/3Lo+2T/2A+3T+2T/FSSp/ChSq/3Lo/FCCoSp
冒頭のジャンプで4回転に挑戦も転倒。その後の連続ジャンプではバランス崩し連続ジャンプにならず。その後のジャンプでは問題なく着氷していったが、3連続ジャンプの2つ目で3回転が1回転になるなど精細をを欠いた。演技後は笑顔なく呆然とした表情を見せた。
樋口新葉
3A/3Lz+3T/3S/CCoSp/3Lo/ChSq/2A+3T/3F+2T+2Lo/3Lz/FCSp/StSq/FCCoSp
冒頭のトリプルアクセルは転倒。3回転ルッツ-3回転トーループ、3回転サルコーは着氷した。後半の3連続ジャンプも決めた。後半のスピンではレベル4、ステップはレベル3を獲得した。演技後は、少し納得いっていない表情を見せた。
<出場選手と演技順>
<第1グループ>
エイミー・リン(20=台湾)40.29
チュク・カ・カレン・チュン(16=香港)44.73
アイザ・マムベコワ(20=カザフスタン)37.91
アリソン・クリステル・ペルティケト(22=フィリピン)40.67
アリソン・シューマッハ(17=カナダ)42.55
<第2グループ>
アンドレア・モンテシノス・カントゥ(17=メキシコ)47.40
エミリー・バウスバック(17=カナダ)49.10
ジェニィ・シュウ(16=台湾)44.95
イー・ジュウ(17=中国)55.53
カイラニ・クレイン(21=オーストラリア)54.93
<第3グループ>
アリシア・ピノー(20=カナダ)57.09
ホンイー・チェン(17=中国)56.81
キム・イェリム(17=韓国)68.10
アンバー・グレン(20=米国)65.39
カレン・チェン(20=米国)67.28
<第4グループ>
イム・ウンス(16=韓国)68.40
樋口新葉(18=明大)72.95
坂本花織(19=シスメックス)73.07
ブレイディ・テネル(22=米国)75.93
ユ・ヨン(15=韓国)73.55
紀平梨花(17=関大KFSC)81.18
◆4大陸選手権 国際スケート連盟主催で、欧州以外の国・地域(アメリカ、アジア、オセアニア、アフリカの4大陸)が参加する。第1回は99年で毎年1月か2月に開催。同時期に行われる欧州選手権に対抗し、選手たちに国際経験を積ませることが目的。参加枠は各国最大3人(3組)まで。女子は日本勢が4連覇中(宮原知子、三原舞依、坂本、紀平)。男子は前回大会で宇野昌磨が初優勝。今大会を羽生が制すれば五輪、世界選手権、GPファイナルに続く主要国際大会優勝。国際オリンピック委員会(IOC)の運営サイト「オリンピックチャンネル」は「スーパースラム」と命名しており、男子初。