テコンドーの東京オリンピック(五輪)の最終選考会が9日、岐阜・羽島市内で行われ、女子49キロ級は山田美諭(城北信用金庫)が故障を乗り越え、涙の切符をつかんだ。

決勝で22-11で村上に勝利。リオ五輪は出場が有力視されながら、最終選考会で右膝の靱帯(じんたい)を損傷していた。引退も考えたが、周囲の支えもあり、続行を決意。「テコンドーに対する気持ちが強くなった。(けがに)今はすごく感謝しています」と感慨に浸った。五輪本番へ向けては、得意の左足だけでなく、「回転技」など攻撃の多様性を身につけることを課題に挙げた。