日本カーリング協会は29日、札幌市で開催中の全農カーリング日本混合ダブルス選手権を予定通り3月1日まで実施すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、北海道の鈴木直道知事が28日に「緊急事態宣言」を出したことを受け、日本カーリング連盟は文書で声明を発表。今大会が22年北京五輪代表候補の選考を兼ねており、優勝チームは五輪出場ポイントがかかる今年の世界選手権(カナダ・ケロウナ)に出場するため、予定通りの開催を表明した。

今大会はすでに無観客で実施しているほか、今回の文書で「必要最小限の人数で運営を行う、参加チームに対しては大会参加が終了次第会場から離脱し、滞在先ホテルでの待機もしくは速やかな帰宅を促す、といった大会規模をできるだけ縮小する措置をとることにしました」とした。また報道陣に向けても「必要最小限の人数で大会の取材に臨んでいただくようお願い申し上げます」と呼び掛けた。