16日、静岡、浜松市の公立校では授業が再開したものの、新型コロナウイルス感染拡大で各方面で活動制限が続く。バスケットボールB1リーグ・三遠ネオフェニックスPG河村勇輝(18)はこのほど、同世代のアスリートにメッセージを送った。自身は今月上旬に福岡第一高の卒業式を終え。特別指定選手としてコートに立つ新鋭が紹介するのは、自宅でもできるトレーニングだ。

今だからできる「#コソ練」は浴槽で手首を鍛えるメニュー。シュートを安定させたり、パススピードを上げる効果があるという。

河村 まずは鍛えたい手首を逆の手で固定し、指は広げずに浴槽に入れます。そのまま手首だけで水をつかむようなイメージで左右に振る。いきなり回数をやるのは大変。最初は30回を目安に、毎日継続してやることが大事だと思います。

18歳ながら既に「プロ」として活躍。今後に向けては「1日でも早く普通の状況に戻ってほしい。観客がいる中で1試合でも多く出て、活躍する姿を見せていきたいです」と決意を新たにしていた。【神谷亮磨】

○…チームは無観客でのリーグ再開後、初勝利を収めた。14日は富山に73-95で敗戦。15日は同じ相手を退けた。PG河村は2本の3点シュートを含む8得点。接戦を制して今季5勝目を挙げ「相手よりも勝ちたい気持ちが上回っていたことが勝因です」と喜んだ。

ただ、他会場では審判1人が発熱したことで急きょ試合が中止になった。今後もリーグ開催が不透明な状況で、河村は「完全にプレーに集中できている環境かと言えば疑問もある。すごく難しい」と複雑な胸中も明かした。