フィギュアスケートのアイスダンスで五輪3大会連続出場を果たした、男子のクリス・リードさんの告別式が21日、米ミシガン州で営まれた。

30歳だったリードさんは日本時間15日、心臓突然死で逝去。世界中のスケーターから悼む声が寄せられていた。

会場には音楽に合わせて懐かしい写真が映し出され、そこに生前のクリスさんがいた。

幼少期に始まり、練習や競技会で笑っている姿。185センチの体で残した足跡が、1枚1枚の写真ににじみ出ていた。

カップルを組み、五輪2大会に出場した姉のキャシーさん(32)は、涙ながらに日本語で思いを語った。

「あなたの声が懐かしい。あなたの笑顔が懐かしい。あなたと手をつなぐことが懐かしい。クリス、あなたのために強くなりたい。そして私のアイスダンススクールを続けていきたい。だから、私をこれからも見守っていてね」

2人は大阪を拠点に、次世代のアイスダンス選手を育てていく予定だった。キャシーさんは自身のインスタグラムでライブ配信。多くのファンも一緒にクリスさんを悼んだ。