女子バスケットボール、Wリーグの新潟BBラビッツは25日、小川忠晴監督(50)の任期満了による退任を発表した。

小川監督は16-17年シーズンから4季指揮を執った。新潟は今季、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりリーグ戦が中止になるまで16試合で1勝15敗、3季連続の最下位12位だった。

小川監督は4季チームを率い、1年目が11位、2年目からは連続で最下位。目標のプレーオフ進出を果たせなかった。「なかなか勝ち試合という成績を残すことができず、皆様方の期待に応えることが出来なかったことは申し訳なく思っています。私の指導不足です」とコメント。開幕前や序盤戦に主力が負傷し、長期離脱するなどのアクシデントにも見舞われた。

一方で「選手の成長が見て取れました」と言うように、今季はルーキーのF金沢みどり(23)が終盤に出場時間を伸ばすなど若手を育成した。日野明人社長(58)は「選手の自主性を尊重し、日々、チーム力向上のために尽力していただきました」と言う。次につながる基盤は作った。20-21年はチーム結成10年目。低迷脱出へ待ったなしのシーズンになる。