札幌市は1日、招致を目指す30年冬季オリンピック(五輪)に向けて、98年長野大会でそり競技の会場となった「スパイラル」の施設使用について、保有する長野市と使用合意などの覚書を締結したと発表した。

札幌五輪が実現した際、使用するのは大会組織委から申請される期間で、原則として整備や稼働にかかる費用は大会組織委が負担。使用料は今後の協議で詰める。そり競技の会場を巡っては、道内に国際大会規格に準じた施設がなく、18年の製氷休止まで国内唯一の施設を運営していた長野市に活用を要請していた。