競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が、9日放送の「NHKスペシャル」で特集された。白血病による10カ月の入院生活を終えて、昨年12月に退院。闘病生活や3月に406日ぶりにプールに入った場面などが放送された。

2度目のプールに入った際には、ビート板を持ったバタ足で25メートルのタイムを計って19秒41。「記録にしておいてください」。番組の中で「結果うんぬんよりも、どん底までいった人間がここまで上がってこられたという成長を、ちょっとずつでも見せていければいいんじゃないかなと。できるところまでやりたいし、限界までチャレンジしたい」。「病気になった人たちに勇気を与えたい、確実に。堅苦しい意味じゃないけど、使命感。自分はこれを人に伝えていくべきじゃないかなと思う」とも話した。

池江は番組終了後に自身のツイッターを更新。「いつか皆さんに試合会場で、戻ってきた自分をお見せできるよう、頑張ります!」とコメントした。