「ロシア3人娘」の1人であるアリョーナ・コストルナヤ(16)が最優秀新人賞に輝いた。最終候補にはユ・ヨン(劉永、韓国)、トルソワ(ロシア)が残っていた。

コストルナヤは昨季、シニア1年目でシリーズ上位6人が出場するグランプリ(GP)ファイナル優勝。欧州選手権女王にも輝いた。同世代のシェルバコワ、トルソワと同じエテリ・トゥトベリゼ・コーチから指導を受ける「3人娘」として注目を集めていた。

米デトロイトのスタジオとオンラインで結ばれたコストルナヤは「いつもベストを尽くそうとしています。ジャンプだけじゃなく、観客の皆さんにも楽しんでもらいたいと思っています」。笑顔で受賞を喜んだ。

◆アリョーナ・コストルナヤ 2003年8月24日、ロシア・モスクワ生まれ。07年にスケートを始め、平昌五輪シーズンの17年ロシア選手権では、ジュニアながらザギトワ、ソツコワに続く3位と台頭。18年ジュニアGPファイナル優勝。19~20年シーズンにシニアへ転向すると、GPシリーズのフランス杯、NHK杯、ファイナルを全て制した。伸びやかなスケーティングを武器に「美」を追い求めながら、大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を習得。ザギトワ、メドベージェワ、トルソワ、シェルバコワらを育てたエテリ・トゥトベリゼ・コーチに師事している。趣味は乗馬。151センチ。