ラグビーの元スコットランド代表でトップリーグ(TL)のNTTコミュニケーションズに加入したSHグレイグ・レイドロー(34)が、日本代表のBK松島幸太朗(27)に助言を送った。

22日、オンラインで行われた入団会見にスコットランドから出席。フランス1部クレルモンから日本行きを選んだレイドローは「最初に学ぶのはチームの共通言語。ラグビーの用語から学んでいき、それ以上のところ(言葉)も学べたら素晴らしいことだと思います」とチームへの適応を誓った。

クレルモンにはサントリーから松島が移籍。9月上旬の開幕に向けて、すでに現地で活動している。レイドローは15年イングランド大会、19年日本大会とW杯に2大会連続で出場し、いずれも松島が名を連ねた日本代表と対戦。松島に対して「(クレルモンは)自分も3年間在籍して素晴らしいクラブだった。(助言は)文化をしっかりと学ぶこと。フランスの人たちは文化を知っている人にすごく敬意を示すし、温かく迎えてくれます」と背中を押した。

 

◆グレイグ・レイドロー 1985年10月12日、スコットランド・ジェドバラ出身。スコットランド代表として76キャップを誇り、主将として39試合に出場。同代表歴代2位の714得点を記録している。エディンバラ(スコットランド)、グロスター(イングランド)、クレルモン(フランス)を経て、NTTコミュニケーションズ入り。176センチ、80キロ。