NBAウィザーズのルーキー八村塁(22)が、西地区首位レーカーズとの練習試合に先発し、約28分間の出場で19得点、3リバウンド、3アシストを記録した。

シーズン再開前に組まれた練習試合全3戦でチーム最多得点をマークし、「これからもアグレッシブに行きたい」。31日にはレギュラーシーズン再開戦となるサンズ戦に臨む。

この試合での自身初得点は3点シュートで挙げた。試合開始から約2分、右斜め45度の角度でパスを受けると、放たれたシュートは美しい弧を描いてリングへ。中断期間中に重点的に取り組んできた外角からの精度に成長のあとを示した。

その後はゴール下での力強いプレーが目立った。前半終了間際にはリバウンドをもぎ取り、ワンハンドでダンクをたたき込む力強いプレーも披露。筋力強化に励んだことで中断前より体重が約4・5キロ増えたことが実を結んでいる。

後半にもドリブルで鋭く切れ込んでレイアップシュートを決めるなど、着々と得点を重ねた。ブルックス監督はルーキーの攻撃的な姿勢を評価。八村本人は、「チーム一丸となってスコアしていくことは良かった。ただ、きょうはディフェンスの面で甘かった」と振り返った。

22日ナゲッツ戦では18得点、9リバウンド。続く25日クリッパーズ戦では15得点、10リバウンドと存在感を示していた。この日も攻守にわたって堂々とプレー。チームは3連敗に終わったものの、「次は公式戦が始まる。2、3日の練習で集中して、切り替えてきたい」。エースのビールらが不在のなかで、ルーキーながら攻守の軸として、ウィザーズを逆転プレーオフ進出に導こうと意気込んでいる。