バスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダースは30日、川崎市内で20-21シーズン新ユニホームの発表会見を行った。鮮やかなブレイブレッドのホームバージョンで登壇した主将の篠山竜青(32)は「久しぶりにユニホームを着てワクワクしている。たくさんのスポンサーに支えられていることに感謝している。自分たちはコートでしっかりとプレーするだけ」と意気込んだ。

昨シーズンから加入し、1月のオールスターにも出場した熊谷尚也(29)はアウェーの白をベースとしたユニホームで登壇。サイドや選手名、背番号に入った稲妻のデザインを見て「1つに集まって大きな稲妻ができているように、自分たちも川崎の人たちと1つになって、アジアでもチャンピオンになれるように戦っていきたい」と語った。

今回ユニホームのメインスポンサーが地元企業の「ミツトヨ」に決定。これまで長く掲げられていた胸の部分から「TOSHIBA」のロゴが消える。2年前に東芝から事業継承したDeNAの元沢社長は「2年前にユニホームスポンサーから外れるはずだったが、企業が見つかるまではと、胸に残してクラブを支えてくれた」と話した。篠山も「寂しい気持ちもあるが、今後もスポンサーとして残ってくれるので」と愛着のあるロゴとの“別れ”を惜しんだ。

今季の目標はリーグと天皇杯の「2冠」。昨シーズンは中地区を独走し、16連勝のクラブ新記録を作るなど、大きな成果を上げた。入場者数も前年比128%とリーグ最高の伸び率を記録。3月中旬、初のリーグ制覇が見えた矢先に、シーズン打ち切りとなったが、元沢社長は「無念だった。2年がかりでタイトルを取りにいきたい」と力強く前を向いた。