8月2日、F1第4戦イギリスGP決勝が行なわれ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季2勝目を挙げた。

ハミルトンはポールポジションから終始レースをリード。2位バルテリ・ボッタスが残り3周で左フロントタイヤがパンクしピットインを余儀なくされたが、なんと最終ラップにハミルトンも同様のトラブルに。しかし2位に浮上していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がファステストラップを記録すべくピットインしてタイヤ交換を行なっていたため、3輪状態のままで残り半周を走りつづけたハミルトンは5.856秒差で辛くも逃げ切って勝利を勝ち獲った。

「最終ラップまではタイヤをセーブしながら走って全てがスムーズだった。全ては問題無いと感じながら走っていたけど、ストレートに入ったところから急にタイヤがヨレ始めてホイールから外れてしまったんだ。大きくバーストさせてゴムがウイングなど叩いてを壊さないように、なるべくゆっくりと走ってマシンをゴールへ持ち帰ったよ。どんどんクルマが曲がらなくなっていって、最後は心臓がドキドキしたよ」

フェルスタッペンは2位でフィニッシュし、1周目に他車と接触のあったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は8位まで挽回した。(米家峰起通信員)