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今日の誕生日

樋口豊(1949年)→Pick Up!

日本の男子シングル選手。五輪2大会出場、全日本選手権3連覇(69~71年)。引退後はコーチ、振付師、解説者としても活躍。

ブライアン・ジュベール(1984年)

フランスの男子シングル選手。4度の五輪出場、07年世界選手権金メダリスト


Pick Up! 樋口豊

今日は日本フィギュア界を支えてきたスケーターの71歳の誕生日です。

東京都北区生まれ。幼少期は小児ぜんそくを患いましたが、小4で体験したスケートの魅力が人生を動かしました。小5で後楽園アイスパレスでコースに入ると、コンパルソリーを中心にめきめき実力を伸ばしていきます。

初の国際大会となった68年グルノーブル五輪。順位こそ25位でしたが、当時17歳の目に映ったのは海外スケーターとの決定的な差であり、それはまたスケートの魅力を感じさせるものでした。帰国後に大きな決断をします。

フランスの会場で仲良くなったデビット・マギリブレーに掛け合い、所属先である名門、カナダ・トロントにある「クリケットクラブ」を紹介してもらいます。いまでは羽生結弦選手の拠点として有名ですが、当時はアジアの島国の青年が海を渡って留学することは極めて異例でした。


札幌五輪での演技
札幌五輪での演技

それから4年。刺激あふれる日々を過ごして帰国し、2度目の五輪、札幌での母国開催の舞台がやってきました。規程は16位、2月11日の競技最終日に迎えたフリーでは15位、最終順位は16位でした。当時の日刊スポーツには「カナダ留学で身につけた“見せるテクニック”は観衆を十分に楽しませた」「あえて難しい演技に取り組んだことは、日本の技術向上には大きなプラス」との記事が載っています。

同年の世界選手権を最後に現役を引退しました。73年からは指導者の道に進む、多くの選手を育てています。特に長野での冬季五輪開催が決まった1990年代には、北米で築いた人脈を活かして、海外からのコーチ受け入れなどに尽力されました。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2017年2月7日
2017年2月7日

17年2月、フィギュアスケート全国中学校スケート大会で総合4位の成績を収めた本田ルーカス剛史。


今日の出来事

村主章枝(ダイナシティ)が06年トリノ冬季五輪を目指し、練習拠点を米国のシカゴに移したことが明らかになった。(2004年)

村主は13日に渡米し、シカゴに住んで新コーチのオレグ・ワシリエフ氏に師事する。佐藤信夫コーチの下で02、03年の世界選手権で連続3位。03-04年シーズンのグランプリ(GP)ファイナルで日本人初優勝を遂げていた。