バスケットボールのBリーグの島田慎二チェアマン(49)は14日、国内リーグ所属の外国人スポーツ選手について、政府が入国を認める方針を決めたことについて「このような処置をいただいたことは我々に取って大きな一歩。厳格な感染症対策を行い、ファンの皆様が安心してご観戦いただけるよう努めてまいります」とコメントを発表した。

東京五輪・パラリンピックの競技であるバスケットボールは、外国人選手の参加により、日本代表の強化につながるなどの理由により、入国が認められた。これまでは再入国の外国籍選手については、緩和措置が適用されており、チームに合流している選手もいたが、今後はBリーグの全所属選手が入国可能となった。

入国していない外国人選手は現地出発前72時間以内に新型コロナウイルスの検査を受け陰性と判定された証明書が必要となり、入国後は14日間、クラブが手配する宿泊施設で隔離される。島田チェアマンは「入国後の待機期間などを考えると、開幕(10月2日)に間に合うことが確約されたわけではない」とコメント。今後は11日にリーグが発表した「感染症対策ガイドライン」に基づいた運営を行っていく。

Bリーグではすでに8月31日から全36チームの選手・関係者にPCR検査を行い、陰性を確認。今後は開幕前の9月末に行った後、シーズン中は2週間に1度の間隔で検査を行う。