Bリーグ・プレシーズンゲーム新潟アルビレックスBB-千葉ジェッツ戦(19、20日、新発田市カルチャーセンター)の開催前日の18日、新潟のPG五十嵐圭(40)と新発田市出身で同市スポーツ大使を務める千葉のPG富樫勇樹(27)が新発田市役所に二階堂馨市長(68)を表敬訪問した。

五十嵐は06年世界選手権出場時の日本代表PG、富樫は現日本代表の司令塔。このカードは富樫の凱旋(がいせん)試合とともに「最強PG決定戦」と銘打たれた。五十嵐は「富樫選手はリーグNO・1のPG。胸を借りるつもりでやりたい」、富樫は「地元で五十嵐さんと対戦できるのはうれしい。負けたくない」とどちらも温和な表情の奥に闘志をのぞかせた。

富樫はbj秋田時代の13年9月のプレシーズンゲーム新潟戦以来の新発田市での試合。千葉にとっては今季初の有観客試合でもある。「コロナ禍の状況で地元でお客さんの前で試合ができるのはうれしい」と話した。五十嵐は新発田では初の試合になる。「新発田市民の皆さんに自分のプレーを見てもらういい機会」と意気込みをみせた。

誘致から3年がかりでプレシーズンゲーム開催を実現させた二階堂市長は「ようやく開催できる。市民、県民に元気、勇気、感動を与えていただきたい」と激励した。

◆五十嵐圭(いがらし・けい)1980年(昭55)5月7日、新潟県上越市生まれ。直江津東中から北陸高(福井)に進み、中大へ進学。3年の時にインカレで準優勝。卒業後は日立に入社。06年は日本代表として世界選手権出場。09年にトヨタに移籍し、10年から三菱電機名古屋に所属。16年に新潟に移籍した。19-20年シーズンは1試合平均9得点、同3・6アシスト。ポジションはPG。180センチ、73キロ、背番号7。