バスケットボールBリーグのレバンガ北海道に新加入した外国籍ポイントガード(PG)、ジョーダン・テイラー(31)が13日、札幌市内で契約会見に臨んだ。北海道の外国籍PG獲得は初。「ゲームの流れを読んで、自分で攻めていった方がいい場合は得点を。味方を生かした方がいいときはアシストと、状況に応じた判断で、チームに貢献したい」と意気込んだ。

9月24日に入国し、新型コロナウイルス感染拡大防止のため10月8日まで2週間、隔離生活を続け、富山戦前日の9日にチームに合流した。隔離中は食事の購入など必要な場合以外は外出できず、室内でトレーニングするだけだった。9日の約1時間のチーム練習だけで臨んだ10日の富山戦は、リーグデビュー戦でいきなり3点シュート2本を含む計17得点を挙げ、チームの2連勝に貢献した。

11日の富山との2戦目は敗れたが、得点源ニック・メイヨ(23)に並ぶチーム最多タイの22得点を挙げるなど、既に能力の高さをアピール。パスで味方を使うだけでなく、アウトサイドからのシュート精度や、厳しくマークされても中に切り込み得点を挙げる強さを兼備している。

17日のホーム開幕島根戦(札幌・北海きたえーる)に向け「合流間もない中、チームメートが助けてくれたので、いい形で試合に入れた。これからお互いの特長を理解し合えば、もっと信頼関係や連係面を上げることができる」と、さらなる高いパフォーマンスを約束した。