10月14日、アルファタウリ・ホンダはFIA F2に参戦する角田裕毅が11月4日にイタリアのイモラ・サーキットでテストを行うことを発表した。今後のF1のフリー走行出走に向けて必要とされる300kmのレーシングスピードでの走行をクリアすることを目的としたもの。F1の現行マシンを使用したテストは禁止されているが、自由に走行が可能な2年前の2018年型マシンを使用して走行する。

角田は10月13日にイタリア・ファエンツァにあるアルファタウリのファクトリーを訪れ、すでにシート合わせを行い、テストに向けた準備を進めている。

「テストの最優先事項は300kmを走破することです。少しでも多く走れば走るほどF1マシンの理解を深めることができるので、途中でクラッシュしたりコースオフしたりはしたくありません。ですからそんなに攻めて走るつもりはありません。いつも通りドライブしますし、それができるという自信はあります。もちろんマシンに乗り込んでピット出口のシグナルがグリーンに変わるのを待っているときはとてもワクワクしていると思いますけどね」

角田は現在、FIA F2でランキング3位につけている。残り2ラウンド4戦を戦ってランキング4位以内で終えれば、F1昇格に必要とされるスーパーライセンス取得の要件を満たすことになる。(米家峰起通信員)