バスケットボールBリーグのレバンガ北海道が15日、17日のホーム開幕島根スサノオマジック戦(札幌・北海きたえーる)に向け練習を公開した。今季新加入で地元札幌出身の玉木祥護(24)にとって、道内でのリーグ戦はプロになって初。「わくわくしている。守備とリバウンドのところで積極的なプレーを見せたい」と意気込んだ。

京都時代の昨季は北海道との試合に同行できず、北海・きたえーるでの公式戦は札幌旭丘高3年時以来。「あの時は、きたえーるの雰囲気にのまれて思うようなプレーができなかった。今度こそ、自分の良さを出せたら」と前を向いた。

相手の島根には筑波大時代の1学年先輩、杉浦佑成(25)が在籍する。「高校から競技を始めた自分に、特にインサイドでの動きを細かく教えてもらった。成長した姿を見せたい」と“恩返し”を誓った。

17、18日のホーム開幕2連戦には札幌市内で老舗の日本茶専門店を営む両親と祖母も応援に駆けつける。「何とかいいところを見せたい」。11日の前節富山戦は出場2分14秒と短く無得点も、宮永雄太監督(39)は「リバウンドで頑張ってくれたらプレー時間は増える」と期待する。地元で存在感を示し、指揮官の信頼を勝ち取る。【永野高輔】

○…同じ札幌出身の宮永監督も、指揮官として初めて本拠でのリーグ戦に臨む。2勝2敗で迎えるホーム初陣に向け「これが今季のレバンガだと言われるような激しい試合を見せたい」と強い口調で話した。開幕節は初戦を落とし2戦目で勝利、第2節は初戦で勝って2戦目で敗れた。「次は初戦も2戦目も取ることが新たな課題」と、今季初の同一カード2連勝を目標に掲げた。