18年平昌五輪金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)が、37秒73で6年連続11回目の優勝を果たした。レース後のオンライン会見では、22年北京五輪に関する前日22日の発言を撤回する場面があった。

小平は22日のオンライン会見で、プレ五輪シーズンを迎え「いよいよ五輪が目の前に見えてきた。すごく気持ち的にもワクワクしているし、これからどんどん上げていきたい」などと語っていた。

しかし、この日の会見で22日の発言を訂正し、自身の思いを説明した。

「昨日の会見で北京五輪を出したが、帰宅したら『今だな』と思った。たぶん、人は未来を見て安心を求めるが、必ず結果に結びつけるためには『今が大事』。北京五輪の前シーズンだから…と、周りの雰囲気に流されるのではなく、自分の時間軸で焦らないことが良いのかなと思った。先の良いイメージも大事だが、今やりたいことに夢中になれたら良い」

今を大事に-。自分自身と向き合い、小平流の勝負との向き合い方を説いていた。