アーティスティックスイミング(AS)の「第96回日本選手権」と「チャレンジカップ」の公式練習が11日、山口きらら博記念公園水泳プールで行われた。

日本選手権は当初、5月8~10日に大阪で開催予定だったが、コロナ禍で一度中止後、延期となり、会場も変更された。感染防止対策がとられる中、チャレンジカップとともに待望の開催にこぎつけたとあって、選手たちは熱のこもった泳ぎを見せた。

オープン参加の乾友紀子(29)吉田萌(25)ら日本代表候補8人も練習し、井村雅代ヘッドコーチの指導の下、キレのある動きを繰り返し調整した。本間三和子AS委員長はあと8カ月余りで開催予定の東京オリンピックに向けて「気合の入った練習だった。年明けにFINAワールドシリーズが再開されたら、どんどん試合に出て、経験を積んでほしい。これから右肩上がりに調子を上げていってほしい」と期待を込めた。

大会は12日に第1日を迎え、ハイライトルーティン(H)、チームテクニカル(TT)、フリーコンビネーション(FC)が行われる。日本代表候補はTTに参加する。感染防止のため、無観客で開催されるが、競技の模様は日本水泳連盟ホームページでライブ配信される。

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