セーリングも、ようやく本格始動だ。東京オリンピック(五輪)でメダル候補の470級の全日本選手権が、神奈川・江の島ヨットハーバー沖で11日開幕した。

東京五輪男子代表の岡田奎樹(24=トヨタ自動車東日本)、外薗潤平(29=JR九州)組が、第1レース2位、第2レース1位で総合首位発進だ。

開幕の第1レースでは、「スタートを失敗してしまった」(岡田)。その後も、苦手な風の位置取りで、艇を進めなくては行かず2位フィニッシュ。しかし、「あの中で2位で終えられたのは、逆に自分たちの力が他の選手より上の証拠」と、不利な状況下でも2位の結果に、力の違いを実感した。大会前に、「ぶっちぎりで勝つことが大事」(外薗)と話していたが、「その可能性はまだ十分にある」(岡田)と自信をのぞかせた。