東京五輪柔道女子52キロ級代表の阿部詩(20=日体大)が15日、兄の一二三(23=パーク24)が出場する同五輪男子66キロ級代表決定戦(12月中旬、東京・講道館予定)の直接応援を希望した。

都内で行われた日体大入学歓迎式後、取材に応じた阿部は1カ月後に控える兄の「運命の一戦」に関して「(会場で)見て応援したいが、そこはまだ分からない…。私が何かして勝てるわけでもないが、普段通りにサポートできるように一生懸命応援したい」と切望した。

会場は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、関係者らの大幅な人数制限がされる見込み。五輪代表の妹でさえも入場できず、テレビ応援の可能性もある。

男女14階級で五輪代表が唯一決まっていない男子66キロ級代表決定戦は、17、18年世界王者の阿部一二三と19年世界王者の丸山城志郎(27=ミキハウス)とのワンマッチで勝敗を決める。