18年平昌五輪銀メダルの小平奈緒(34=相沢病院)は、1分15秒75で2位だった。優勝した高木美帆(26=日体大職)とは0秒86差だったが「タイミングや感覚は少しずつ取り戻せている。まだ物足りない部分もあるが、(状態は)上向きだと思うので他の選手との比較ではなく、自分の積み上げに目を向けてやっていきたい」と話した。

12月4~6日の全日本選抜競技会富士吉田大会(山梨・富士吉田市)を回避して、同28~30日の全日本選手権(北海道・帯広市)に出場する意向を示した。これまで国内大会の転戦が続いたが「体力の衰えを感じない感覚は手応え」と前向きに説明。本来の調子を取り戻すためにも「技術面では体の機能がうまく働いてない部分もあると思うので、そこは専門家の方とやりとりして詰めていきたい」と、自身のペースで感覚を取り戻す考えを強調した。