対抗戦2連覇を狙う明大が帝京大に勝利した。ともに「4勝1敗対決」は明大に軍配が上がった。

明大は前半1分に先制されると、その後も帝京大の猛攻を受けた。一時は0-13まで離されたが、徐々に挽回。3トライを重ねて、前半を19-23で折り返した。

後半は昨季王者が覚醒し、怒濤(どとう)の攻撃で主導権を握った。同5分にSH飯沼蓮(3年)が逆転トライ。その後も、3連続トライを奪うなどして突き放し、勝負を決めた。

この日の勝利で、2連覇の可能性を残した。12月6日の早大戦に向け、田中澄憲監督は「特に特別なことはない。成長過程なので小さなことを積み上げていくだけ」と、冷静に大一番を見据えていた。