フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯が27日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕する。男子ショートプログラム(SP)を控え、午後0時50分からは出場選手が2組に分かれて、30分間の公式練習に臨んだ。

今大会の優勝者は、いずれもGP初制覇となる。シニア1年目で昨季のジュニアGPファイナルを制した佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)と、20年ユース五輪金メダルの鍵山優真(17=星槎国際高横浜)はGPデビュー戦へ調子を上げた。

佐藤はSP曲をかけての通しで4回転トーループ、ルッツ-トーループの連続3回転、トリプルアクセル(3回転半)を成功。鍵山も4回転サルコー-2回転トーループ、4回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半)を着氷させた。

この日、日本スケート連盟からは須本光希(19=関大)が体調不良を理由に棄権することが発表され、日本勢10選手で争われる。

男子SPは午後7時5分から行われる。