今季1部に復帰した桃山学院大が初勝利をもぎ取った。

3-7の第2クオーター(Q)残り約3分、CB松原拓海(3年)が、インターセプト。そのまま左サイドを駆け上がり逆転の48ヤードTDを決めた。さらに、同Qで再びインターセプトをし相手の攻撃の芽を摘んだ。今年4月に「強いチームでやりたい」と4部の大阪学院大から編入した松原は「4回生が最後で、一番いい試合にしたくてインターセプトを狙っていた」と1部で初のインターセプトを満足げに語った。

17年12月10日に入替戦で近大に0-21で敗れ2部に降格。当時1年だったLB小西憂主将(4年)は「負けたときはもっと(試合に)出て勝たせたかった。リベンジの気持ちだった」と振り返った。卒業後は社会人チームのパナソニックインパルスでプレーを続ける主将は「来年のチームはセンスも才能もある選手がたくさんいる。来年が楽しみ」と後輩たちに期待した。

今季は入替戦はない。加藤佑一ヘッドコーチ(41)は来季に向け「体を作って、自力で1部定着ができるようにしたい」と語った。