鹿屋体大が東海大を3-1で破り、4年ぶり4度目の優勝を飾った。

オポジットの中島咲愛(3年)のスパイクが決まると、鹿屋体大の選手たちはコート上で歓喜に浸った。新型コロナウイルスの影響で初の公式戦となり、今大会が初遠征。準決勝で3連覇を目指した筑波大を破るなど快進撃を見せ、バレーボール女子のインカレ王者に輝いた。

決勝でも序盤から持ち味の攻撃がさえた。ミドルブロッカーの横山真奈(2年)やオポジットの諸石真衣(3年)らの鋭いサーブで崩し、2セットを連取。3セット目は東海大の反撃に遭い11-25と落とすが、相手に向かいそうな流れを渡さなかった。最終セットは7連続得点など猛攻を見せ、25-15と寄せ付けなかった。

濱田幸二監督は「大会に入ってどんどん選手とチームが成長した。4年生が試合に出てなくても、彼らを中心にうまくまとまった」。オポジットで主将の金本彩花(4年)は「後輩達を信じていました。ここに来るまでいろいろあったけど、日本一になれてよかった」と涙ぐんだ。【平山連】

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