12月12日、F1第17戦アブダビGPの予選が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。今季初、通算3回目。

予選Q1、Q2ではメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録したが、Q3最初のアタックではバルテリ・ボッタス、そしてQ3最後のアタックではフェルスタッペンが僅か0.025秒差の大逆転で今シーズン初のポールポジション獲得を決めた。

2位はボッタス、3位がハミルトン。2014年の現行パワーユニット導入以降ではメルセデスAMG以外がポールポジションを獲得するのはこれが初めてのこととなった。いつもはダウンフォースを付ける方向のセットアップを採ることが多いレッドブル・ホンダだが、今週は金曜からダウンフォースを削りストレートでタイムを稼いだ。

「予選前に全力投球だと言ったけど、まさにその通りの予選になったよ。ここはセクター3がコーナーが多くてミスをしやすくてトリッキーなんだ。それに苦労していたけど最後はそれがとても上手くいった。今年は長いシーズンでずっと遅れを取り続け、少しずつその差を縮めてはきたけどフラストレーションの溜まるシーズンだった。今週はトップスピードもあるし、それが上手く機能してくれることを願っているよ」

レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは5位、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは7位、ピエール・ガスリーが10位となった。

(米家峰起通信員)