新潟アルビレックスBBは今季初の4連敗を喫した。71-94と今季2度目の3試合連続90失点でシーホース三河に敗れた。順位は東地区8位から同9位に落ちた。第1クオーター(Q)に連続13失点など立ち上がりの不安定さが響いた。右手薬指の負傷で戦列を離れていたSFロスコ・アレン(27)が4試合ぶりに復帰したが、及ばなかった。今日13日、連敗ストップを懸けての三河との2戦目に臨む。

黒星の連鎖は止められなかった。課題の立ち上がりの悪さが顔を出した。第1Q、4-6から連続13失点。この点差をベースに三河に試合を進められた。第3Q終了時に59-69と10点差まで詰めたが、得点してもすぐに奪い返される流れは変えられなかった。福田将吾監督(36)が「守りたかった」という三河の得点源、SF金丸晃輔(31)には18得点を許し、4人に2桁得点された。終わってみれば23点の大差だった。

修正に力を注いで臨んだ。3連敗中のターンオーバーの数は18、16、15。相手のプレッシャーを受けてパスが乱れ、ボールを奪われたところから失点した。「守備ではピックアンドロールから簡単に打たれた。全体に走り負けていた」(福田監督)と課題を抽出。前日11日の練習で守備からリズムを作ることを再確認した。この日はターンオーバーを11と減らすことはできた。ただ、攻撃の勢いには、つながらなかった。

そんな中、明るい要素もあった。秋田戦(2日)で右手薬指を負傷したSFロスコ・アレンが4試合ぶりに復帰し、18分50秒の出場で10得点をマーク。PG柏倉哲平(25)が2試合連続2桁得点になる14得点。4本放った3点シュートはすべて成功した。

柏倉は「オープンになったら打とうと思っていた。いい攻撃はできた」。一方、「10点差になってから、相手に速い展開に持ち込まれた。自分たちがやらないと」と反省も。今日13日の2戦目、連敗ストップに全力を尽くす。【斎藤慎一郎】