ラグビーの23年W杯フランス大会(9月8日開幕)の1次リーグ組み合わせ抽選会の結果を受け、日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC、51)が15日、オンライン会見で今後の強化計画を説明した。

世界ランキング10位の日本は、同2位のイングランド、同8位のアルゼンチンなどが入るD組に決まった。ジョセフHCは、対戦相手が決定したことで、より具体的な戦略を立て2年9カ月後の大舞台へ臨む決意を示した。

来年1月末にニュージーランドから来日し、トップリーグを視察する予定。選手選考をしながら6月の全英代表とのテストマッチに向け、代表合宿などの準備を進める。

会見に同席した強化担当の藤井雄一郎ナショナルチームディレクター(51)は「コロナ禍の状況にもよるが」と前置きした上で、全英代表戦前後にも強豪チームとの試合を実施したい考えを示した。目標については「イングランドに勝って、それをどう優勝までつなげるか。そうなると必然的に目標は世界一になる」と言い切った。

51歳の指揮官は、23年W杯での強豪との対戦を心待ちにする。「相手の体が大きくても、日本のスタイルであるスキルとスピードをいかすことが大切。相手に攻められる部分を見据えながら選手選考や強化をしていきたい」と、徐々に戦闘モードに入ることを強調した。