初出場の佼成学園女子(東京)が狙い通りのロケットスタートで初戦を突破した。

試合開始から積極的にシュートを狙い、第1ピリオドで30-16、第2ピリオド31-15と大差をつけた。後半は粘る英明(香川)の反撃に互角の展開になったが、前半の貯金で得たチームの勢いは最後まで止まることはなかった。

小出ほのか(2年)の32得点を筆頭に98得点を量産した。太田琴琉主将(3年)は「全員で100点取ることを目指して、第1ピリオドの入りだしからどんどんシュートを狙ったので、勢いが出た。外れてもリバウンド拾って、どんどんシュートを狙うようにしました」。

今年はコロナ禍でチームメートと一緒に練習できない時期もあったが「メンバーとズームを通して練習したり、モチベーションが落ちないようにしようと話をしました。私自身は3ポイントシュートの確率を安定させることを目標に、自粛期間に足や体幹のトレーニングをしっかりとやりました」(太田)。

2回戦は18年大会4位の実績を誇る津幡(石川)と対戦する。「津幡さんは速くて、大きくて、シュートも入るチームなので、自分たちの持ち味のゾーンディフェンスを生かして、開始から勢いをだして、また100点を目指したいです」と太田。初戦突破の勢いを目標のベスト8入りまでつなげる決意だ。