昨年4強の京都精華学園(京都)が、中江美友(3年)の3ポイントシュートで勝利を引き寄せた。圧巻は開志国際(新潟)と競り合った前半。第1クオーターに5-8から同点シュートを決めると、第2クオーターは26-36と10点差をつけられた場面で2本連続で決めて4点差に。さらに逆転の1本を決めるなど、チームを勢いづかせた。

「前半の競っていたときに3ポイントを決められたところはよかった。リバウンドを信頼していたので強い気持ちで打てました」。2回戦の浜松開誠館(静岡)戦は勝利を収めたものの、7点差で内容もよくなかった。「大会を開催していただいていることや、支えてくださった人たちや、応援に来てくれる人たちへの感謝が足りなかった」と反省して気持ちを切り替えたという。

終盤、攻め手を変えて積極的にドリブルを仕掛けた場面については「3ポイントを狙っていると、絶対に中が空いてくると思って」とも。準々決勝は王者の桜花学園が相手になるが「目標は日本一」と、言葉に揺るぎがなかった。