7大会連続13回目の出場となった京都成章(京都)が米子工(鳥取)を129-0で破り、好発進した。計19トライ17ゴールの129得点は歴代5位の記録となった。

さっそうと緑の芝生を駆け抜けた。前半1分、CTB小林がゴール手前でパスを受け、中央突破し先制トライ。その後も着実に加点し、大量リードでノーサイドの笛を聞いた。

この日は先発メンバーでなかったが、今季はSH宮尾、SO辻野の「共同主将制」を採用。円滑にコミュニケーションを取るスタイルで、持ち味を発揮してきた。ラインアウトからの力強いモールが得点源で、11月8日の京都大会決勝では28-0で京都工学院に完封勝ちするなど、めきめきと力をつけてきた。

試合後、湯浅泰正監督は「良い経験ができた。今日は何より、無事に試合をさせてもらえたことに1番感謝です。1戦1戦勝ち上がりたい。目標は日本一ですから」と力強く宣言した。

過去ベスト4が3度の強豪が、悲願の初優勝に向かって進む。