北陸(福井)が2大会連続の準決勝進出を果たした。米本信也(3年)が試合終了までもつれた尽誠学園(香川)戦の立役者になった。3ポイントシュート4本を含む20得点を記録した。「粘り強いチームということは分かっていたので、こういうゲームになるのは想定していた。シュートが入らないときはドライブで狙いに行きました」と振り返った。

千葉県出身で新型コロナウイルス感染者が出て今大会の出場を辞退した市船橋には友人もいた。「辞退が発表されて電話をしました。出場できなくて悔しい。自分たちの分まで頑張って優勝してほしいと激励のメッセージをもらった。彼らの分まで頑張りたいと思っています」。今大会はコロナ禍で大会前に夢がついえた友人の思いも背負ってコートに立っている。

準決勝の相手は6度目の優勝を目指す強敵の仙台大明成。「相手は身長が高い。リバウンドを取って走る自分たちのバスケットをしたい。今日は3ポイントを決めたけど、まだ満足していない。明日の試合で今大会で一番決めて去年以上を目指す。目標は優勝です」。北陸一のシューターは、最高の朗報を市船橋の友人に届けるつもりだ。

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