8大会連続10回目の出場となった中部大春日丘(愛知第1)が、巧みな技で創部初のベスト8進出をつかんだ。

前半13分、WTB相沢俊弥(2年)が先制トライを決めると、前半23分には相手のパスコースを読み、インターセプトに成功。そのまま右サイドを走り切り、逆転トライを奪った。

相手のNO8ブル・セコナイア(3年)、WTBナコ・ジョアペら留学生らにもひるむことなくタックルを連発。技と力で制し、4大会連続3回戦敗退中だった中部大春日丘が、創部初の準々決勝進出を決めた。

相沢はインターセプトについて「ターンオーバーされていたが、外にボールが回ってくると思ったので、狙っていた。行くしかないと思った」と振り返った。

愛知県勢の8強は、96年度に西陵商が進出して以来24大会ぶり。「うれしいことだし、支えてくださったことに感謝したい。次もチームのみんながつないでくれたボールを、トライしたい」と語った。次戦は3日に京都成章と4強をかけて対戦する。