全国高校ラグビー大会は3日、大阪・花園ラグビー場で準々決勝4試合が行われる。2連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)は、前回大会準優勝の御所実(奈良)と戦う。昨年の決勝で顔を合わせた両校が、4強を懸けて激突することになった。

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前回大会決勝の対戦カードが、早くも準々決勝で行われる。神奈川県勢2校目の連覇を目指す桐蔭学園にとって、御所実は避けては通れない道。藤原秀之監督は「去年もやらせていただいて、今年も対戦できるのは『何かあるのかな』と思う」と期待をふくらませた。

御所実伝統のモールをいかにしのぐかが、勝敗のカギを握る。分かっていても止められない攻撃を前に、関東勢は今回2校が一歩及ばず苦杯をなめた。

これまでの戦いぶりを踏まえ、藤原監督は「ひたむきに泥臭くやってくる。術中にはまると相手のリズムになってしまう」と警戒心を強めた。NO8佐藤健次主将は「御所実さんを相手に自分たちが何をやれるのかを明確にして臨みたい」と攻めの姿勢を貫けるかを勝利のカギにあげた。