伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦(ヒルサイズ=HS142メートル)が行われ、小林陵侑(土屋ホーム)は14位だった。

小林陵は上位争いに絡めなかった。ジャンプ週間を完全制覇した一昨季は日本選手として初めてビショフスホーフェンで優勝。この台の特徴である傾斜が緩やかな助走路を苦手としているわけではないが、この日は伸びがいまひとつだった。

開幕から試行錯誤を重ねた助走路の滑りはかなり改善されたという。宮平ヘッドコーチによると、次の課題は踏み切り後に体が前傾しすぎてしまう点。「上半身がスキーを取りにいくというか。そこが止まれるようになったら、さらに飛距離が伸びていくんじゃないか」と分析した。(共同)