伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦(ヒルサイズ=HS142メートル)が行われ、カミル・ストッフ(ポーランド)が139メートル、140メートルの合計300・7点で圧勝し、2連勝で通算38勝目。4戦の合計得点で争うジャンプ週間総合も1110・6点で制し、3季ぶり3度目の頂点に立った。

2017~18年シーズンにジャンプ週間完全制覇を達成したストッフは王者の称号を取り戻し「とてもうれしい。満足している」と表彰台の中央で両手を上げた。

1回目にヒルサイズまで3メートルと迫ってトップに。2回目は飛距離をさらに1メートル伸ばす圧巻のジャンプを見せた。飛型点も5人の審判員のうち2人が20点満点をつけた。

新型コロナウイルスの検査でチーム内に陽性者が出て、一時はオーベルストドルフ(ドイツ)のジャンプ週間開幕戦の欠場が決まった。直前に急きょ出場が認められた4連戦で底力を発揮し「チームに感謝したい」と述べた。(共同)