東レは、サントリーに1-3の逆転負けを喫した。篠田歩監督(41)は「相手の攻撃に対しての守備が、まったく機能しなかったのが一番の敗因」と分析。今年のホーム初戦を勝利で飾れず、選手たちも厳しい表情を浮かべた。

相手の強力なスパイカー陣を止められなかった。リーグ最長身の218センチ、最高到達点375センチを誇るロシア人助っ人のムセルスキー・ドミトリー(32)がこの日、アタック決定率68・2%を記録するなど、両チーム最多33得点。日本代表OH柳田将洋(28)にも、17得点を許した。

MB李博(30)は「誰も抑えることができなかった。勝つためには相手を抑えないといけない」と振り返った。敗れはしたが、第1セットを25-21で先取。新人の小沢宙輝(ひろき、23)が両チーム最多5本のサービスエースを決めるなど、若手の活躍も光った。

24日も同じ会場でサントリーと対戦する。篠田監督は「(ムセルスキーと柳田の)2枚をどう抑えるかが鍵。修正してもう1度戦いたい」。セッターの藤井直伸(29)も「ホームの皆さんの前でしっかり勝てるようにしたい」と意気込んだ。【前田和哉】