静岡県の川勝平太知事(72)は、バスケットボール選手だった。25日、B3リーグ・ベルテックス静岡の監督らの表敬訪問を県庁で受け、バスケ談義に花を咲かせた。「中学の時はバスケ部だった。当時は90度、45度、てっぺんという言い方。90度は背の高い選手。私は、背が低かったけど、90度だった」。現在はガードを1番と2番、フォワードを3番と4番、センターを5番と呼ぶが、川勝氏が中学生だった1960年代前半は、1番から5番の順を「てっぺん」1人、「45度」2人、「90度」2人で表現していたという。

「私は中学生の時、1試合で22点入れたことがある。当時、私の中学の新記録だった」。京都市にいた中学時代の思い出話を続けた。同クラブの松永康太社長は「(センターで得点源の)ムッサ・ダマと同じぐらいの働きぶり。22点入れるのは相当なもの。監督にアピールすれば、10秒ぐらい試合に出してもらえるかもしれない」と笑顔。川勝氏の仰天現役復帰プランが急浮上した?

ベルテックス静岡は今季、3勝1敗と好スタートを切った。ホーム開幕2連戦(対トライフープ岡山)を30~31日、藤枝市の静岡県武道館で行う。ファクンド・ミュラー監督(47=アルゼンチン)は「新たなシーズンを迎えることができて、喜んでいる。私たちの使命の1つは、静岡を代表すること。静岡出身選手も多い。日本全国に静岡のことを知らせたい」と決意を示した。