東地区5位の秋田ノーザンハピネッツは上位追走へ足踏みとなった。1ゲーム差の同4位富山グラウジーズに76-79で惜敗。直接対決2連敗で同6位に後退し、チャンピオンシップ出場圏内のワイルドカード2位からも転落した。一進一退の第4クオーター(Q)序盤にコールビー、終盤にデイビスと外国籍2選手の5ファウルによる退場で歯車が狂った。

奮闘は実らなかった。3点を追う第4Q残り2分9秒、細谷のアシストから、カーターが3点シュートを沈めて同点。すかさず富山がタイムアウトを取り流れを変えると、その直後にバスケットカウント含む3連続失点で5点差に離された。同31秒、カーターのパスから中山が3点シュートを決める。2点差に迫ったが、すぐに1点を追加され、スコアをひっくり返せないままタイムアップを迎えた。

前田顕蔵ヘッドコーチ(38)は「昨日と違う展開でバスケットをすることはできたが、最後のクロージングのところで自分たちの方が慌ててしまったと思います」と振り返り、「東地区で勝率が同じだった富山さんとの直接対決2連敗は、非常に重く受け止めなければいけないです」。今季3度目の同一カード2連敗。次戦は10日にホームで同3位のサンロッカーズ渋谷と激突する。